塗り箸模様とバッチフラワー

 

10年ほど前、「ちりとてちん」という朝ドラがありました。

その中で、伝統塗り箸職人の祖父が、

『私って何をやってもダメ』とネガティブ思考で劣等感の強い孫娘に

塗り箸の作り方を語るシーンがありました。

 

「わ~~、きれいだね」と塗り箸に見入る孫娘に、

「塗り箸の作り方、知っとるか」と静かに声をかける おじいちゃん。

 

「箸の木地に、卵の殻の砕いたのや、貝殻や、松の葉やらをつけて、

その上から、漆で何重にも塗り重ねる。

それを石で丁寧に研いでいく。

きれいやろ。卵の殻や、松葉や、捨ててしまうようなものが、

こんなきれいな模様になって出てくる。

 

人間も箸と同じや。研いで出てくるのは塗り重ねたものだけや。

一生懸命に生きてさえおったら、悩んだことも、落ち込んだことも、

きれいな模様になって出てくる。お前のなりたいものになれる。」

 

このセリフを聞いた時、

バッチは、砥石の役割と似ているなと思いました。

 

主人公の少女は、

その後も、自分の劣等感やネガティブ思考と存分に付き合いながら成長し、

やがて人の心の機微を笑いへと紡ぐ「落語家」への道を進んでいきます。

  

今年も「感情」をキーワードに

皆様ご自身の素敵な塗り箸模様に気づいていただく

お手伝いが出来たらいいな・・・と思います。

 

人生を彩る ささやかな日々の積み重ね。

今年も自分らしくステキな一年になりますように! 

 

 

1月にお薦めのレメディをいくつか。

🌸お正月のリラックスから、再び仕事のプレッシャーを感じる時・・・エルム

🌸「また仕事か」と気が重い時・・・ホーンビーム

🌸受験生の一時的なストレスに・・・レスキューレメディ

🌸進路・将来の方向性に迷いを感じる時に・・・ワイルドオート

🌸冬特有の、季節性の憂うつに・・・マスタード

 

 今年もよろしくお願いいたします。

 

           今月のキーワード・バックナンバー